下田に行って来ました
4連休の2日目(母と旦那さんはずっと休みだけどね)、コロナ感染者激増の中、相当悩みましたが下田の海を見に行きました。
早朝に家を出て、まず道の駅「開国下田みなと」でトイレ休憩。
ペリーロードをぶらぶらして、旧澤村邸、了仙寺、黒船ミュージアムを見て、吉田松陰が密航を試みた「吉田松陰踏海の企跡」へ…
下田には、母は父と何回か行っていて、中でも吉田松陰が密航を試みて身を隠していたという場所が心に残っていたみたい。
そこへ連れて行ってあげたくて、スマホや観光地図を見ながら探すんだけど、なかなかたどり着かなくて、諦めかけてたら、
お爺ちゃんは地図も見てへんのに、パーッと連れて行ったくれたなぁ
吉田松陰の隠れてたとこやで、って教えてくれて、難しい勉強してへんのによう知ってたなぁ
道教えてって天国に電話しょうか
って…嫌味かなぁと思ったけど、なんか遠い目をして、独り言みたいな感じで、お爺ちゃんを思い出してたんだね。
確かに父は、本や囲碁が好きで、絵や書道も上手くて、だけど無口で説教くさいことは一切言わない人でした。
飄々としていて何考えてるかわからない所はあったけど、本当に優しい人だったと、母の独り言のおかげでしんみりしてしまいました。
父が元気な頃は、両親はごくごく普通の夫婦って感じ。 父は皆んなの頼みごとや面倒な仕事をだまーってやってくれて、それが当たり前になってました。特別ありがたいとも思わずにいましたね(なんて奴だ)
父が、くも膜下出血で倒れてから…世界がひっくり返った様に父の大きさに気が付いた感じでした。
母はそれから、10年間献身的に介護をしていました。義務感からとかには見えなかったなぁ、感謝の気持ちを返してるって言うのか、上手く言えないけど…
寝たきりで、話す事も出来ない父との生活が私達家族の当たり前の日常になりました。
今思うと、あの頃が私の子供達の心を育てたのかもしれません。本当に優しい子たちになってくれたから… なーんてね
お陰様で、旦那さんもそこは頑張って無事目的地にたどり着いて、記念写真を撮りさぞや感激したのだろうと思いきや、「こんな感じやったかなぁー、忘れたわー」だそうでした(゚∀゚)
ペリーロードは素敵な雰囲気の建物が立ち並んでたけど、密を避け残念ながら歩くだけ。
旧澤村邸に上品そうな猫が寝てたけどノラちゃんかなぁ
昨日も脱走のハルちゃんぽん
娘から、ほぼほぼ毎日脱走されてんじゃんと言われている。